◆世界一美しいミイラとされるロザリアちゃんの保存方法が発見される [Science]

世界一美しいミイラとされるロザリアちゃんの保存方法が発見される
ちょっと前にもちょうどこの子のコトを書いたけど、この子はイタリアのシチリア島の教会の地下に今も眠る世界一美しいとされるミイラで、名前はロザリア・ロンバルドちゃんって言います。1920年に肺炎によってわずか2歳の若さで亡くなり、その後にアルフレッド・サラフィアと言う科学者(はく製などを作る仕事をしていたらしい)によってミイラにされたそうですが、この80年以上たった今でもまるで眠っているかのような美しさの謎は今まで解明されていなかったのです。
このサラフィアさんは1933年に亡くなっているのですが、このミイラの作り方を誰にも言わずに亡くなってしまったためです。
今回、イタリアの生物人類学者であるDario Piombino-Mascali氏によって、このロザリアちゃんのミイラはどうのようにして作られたのか?ってことが明らかになりました。明らかになったというか、この作った張本人のサラフィアさんの書いた手書きの文章が発見されたそうです。
このMascali氏はイタリアでこのサラフィアさんの今でも生きている親類を捜し出し、そしてその人の協力の下でいろいろな文献を探すとこのミイラの作り方が書いてある文章が発見されたそうです。
その文章によると、サラフィアさんがロザリアちゃんをミイラにする際に使用した薬品は「ホルマリン」「亜鉛塩」「アルコール」「サリチル酸」「グリセリン」だったことがわかったらしい。
ホルマリンと言うのは現代でも聞きますが、これはホルムアルデヒトと水の混合物で、現代でも医学的な標本などの保存に使用されるように体の組織を腐敗されない性質がありますが、このサラフィアと言う人物はホルマリンを人間の体の保存に初めて使用した人物の一人と思われているそうです。
アルコールは地下墓地の乾燥した場所で遺体の乾燥を更に助け、グリセリンは逆にあまり乾燥し過ぎないようにする効果があるそうです。サリチル酸は菌類の繁殖を抑える効果があるとのこと。
そしてこのように一番美しい状態のまま保存された理由の一つが「亜鉛塩」であったそうです。
これはアメリカなどでは既に遺体の保存に使用されていないそうですが、これによってロザリアちゃんの体は「石化」したようになり美しいままの状態を保つことになったそうです。
今回この発見をしたMascali氏によると「サラフィアさんは独学のアーティストであり、そのレベルは最高の域に達していた」と言っているそうです。
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薬品とともに、このイタリアの気候なども深く関係していたんだと思いますけどネ。
今まで長い間謎とされてきたロザリアちゃんの秘密が一つわかったと言うことで・・・。

