◆亡くなった人を溶かして成仏させる技術 [Science]
日本では亡くなった人は皆火葬をして埋葬をしますが、世界的にはそのまま土葬をする国もたくさんあります。まーそこには宗教的な考え方なども関係してくるのですが、今回記事になっているのは「遺体をアルカリ性の溶液につけて分解してしまう技術」です。
日本でも「お墓は高い」とか言われますけど、土葬の国などはもっと大変です。基本的に一カ所に一人しか埋葬できませんので人の数だけお墓が出来ることになるわけですし。火葬にしても燃やすためのエネルギーと燃やした後の二酸化炭素など、環境的な面から言えば決して完璧な方法ではありません。それらを全てクリアできる技術になるのか?ってのが問題なワケですが・・・。
この方法は今から16年前にアメリカで開発された方法で、動物の死骸などを処理するために開発されたそうなのですが「アルカリ性加水分解」とか呼ばれているそうですが、写真に写っている圧力釜のような装置に遺体(動物の死骸)とアルカリ性の溶液を入れて、そして300度の熱と平方インチ辺り60ポンドの圧力をかけるんだそうです。そうすると遺体は完全に分解されて、骨も残らずに全て液体になってしまうそうです。
技術的には確立されているようですが、アメリカにおいても世界中どこにおいてもこの装置が「人間の葬儀用」として提供されているところはまだないそうです。アメリカにある2つの医療研究センターにおいてのみ、生前に研究のために献体を申し出た人の体を使ってこの装置が使われることがあるそうです。
葬儀屋の人は、今後環境的な利点のためにこの装置が土葬と火葬に代わってこの方法も対抗してくるかもしれないと言っているそうです。
しかし、やはり「亡くなった人を溶かして分解処理してしまう」と言うことには強い抵抗もあり、たとえば精神異常者や独裁者の中には拷問して殺した人物を処理するために強い酸液やアルカリ液を使用したこともあるらしい。(某映画でも処理屋が遺体を風呂場で溶かしちゃうなんてシーンもありましたが)
アメリカのミネソタ州とニューハンプシャー州ではこの加水分解は法律的には合法なんだそうですが、一部の議員の間ではその法律自体を廃止しようとする動きもあるそうです。
この方法で分解されると、人間の遺体は車のモーターオイルのようなコーヒー色のドロドロの液体だけが残り、臭いはかなり強いアンモニア臭がするそうです。その液体はそのまま排水溝に流してしまっても問題はないとされているそうですが、ただやはり環境的な面ではなく倫理的な問題はありますが。
土葬に比べて火葬は燃え残った灰と骨だけを埋めるので埋葬する場所もあまり必要ありませんが、液体になればさらにそのスペースは少なくて済むそうです。
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今後技術としてこのような方法が確立されたとしても、まー日本ではまず普及しないと思いますけどネ。
人が死ぬと葬祭業界ばっかり喜ぶ現実がどうにかなるかもしれないって点ではよかれかとも思いますが。葬儀屋ってのは高い。日本じゃうかうか安心して死ぬことも出来ません。

